業務用のエアコンには様々な種類があり、それぞれに特長があります。設置場所や用途など条件に合わせたタイプの業務用のエアコンを選んでいきましょう。大型の店舗などでよく見かける天井埋め込み型のものや、工場や事務所などで見かける天井吊り下げ型、教室や集会所などで見かける床置き型など、いろいろありますが、ここでは壁掛け設置するものについて述べていきたいと思います。壁掛けの業務用というとあまりピンとこないかもしれませんが、いわゆる家庭用のエアコンを思い浮かべてもらえれば大丈夫です。業務用の壁掛け型エアコンは家庭用のエアコンをそのまま大きく強力にしたようなものです。小規模なオフィスや小売店などに多く使われていますので、あまり業務用のイメージがないかもしれませんが、家庭用とはパワーが全く異なっています。

業務用のエアコンを壁掛けにするメリット

壁掛けタイプの業務用のエアコンは、家庭用と同じく設置やメンテナンスが簡単なことが特長です。埋め込み型のように大掛かりな工事が必要なわけでもないので、業務が滞ることなくエアコンの設置が可能ですし、フィルター掃除など日々のメンテナンスも気軽に行えます。また、床置き型のように場所もとりませんし、壁にかけるという性質上重さに限界があり、他のものと比べてサイズも小さめになっているので、スペースの有効活用もできます。ただし、サイズ的にパワーには限界があり、大型店舗などの広い空間には不向きです。また、一方向からの気流になりますので、奥行きのあるような部屋だと奥まで行き届かない場合がありますので注意が必要です。小さめの事務所や店舗など、それに見合った広さの部屋の場合には、壁掛け型を検討してみてはどうでしょうか。

パワー別業務用のエアコンの選び方

壁掛け型の業務用のエアコンの馬力は1.5馬力から12馬力程度です。1.5馬力の空調範囲は15〜20畳程度、12馬力は120〜180畳程度です。その中で使用する部屋の大きさに合わせてパワーを選んでいきます。家庭用の場合は単純に部屋の広さによって選びますが、業務用の場合はそれに熱負荷をプラスして考えましょう。日射や外壁からの熱や、照明や人員など室内の発熱を計算していきます。人口密度の高いところでは人からの発熱が多くなりますし、人の出入りが多い所では外気の影響を考えなければいけません。また、機械や火器を使うところではそれらからの発熱を考えなければいけません。専門の技術者に相談すれば正しい数値を計算してもらえます。また、壁掛けの場合、設置した壁からの一方的な風の流れになりますので、空気の流れが良くなるよう設置場所もよく考えると良いでしょう。